尾道市景観計画(1)
景観の保全・形成の意義

南北に長いわが国は、多様な風土を背景にそれぞれの地方で固有の建築文化や集落景観・都市景観、田園風景などが形成されてきましたが、この30年〜40年の間に大きく変貌し、都市も農村も個性を失って、そこはかとない懐かしさをイメージさせる「ふるさと」という言葉が、単に無味乾燥な「生まれ育った土地」という意味になってしまうのではないかと思われる時代になっています。

幸いにも、尾道はまだ、観光客から「ふるさとのような懐かしさを感じるまち」「時間が止まったようなまち」という評価を受けるだけの個性的な景観が残されています。これに対し、まちの発展のためにはマンションやビルも大いに結構という人もいらっしゃるでしょう。新幹線がない時代、遠くに移動するとき、車窓から眺める景色の変化が旅の楽しみの一つでもありました。

しかし、全国の都市が均一な表情になってしまったいま、例えば新幹線で大阪や東京へ向う間、車窓から眺める風景にほとんど感動することはないでしょう。
景観はすべての人の共有財産です。そして尾道にはまだ個性的な景観が残されています。尾道がこれから先も「尾道」としての価値を持ち続けていくうえで、恵まれた自然景観とともに、先人たちが築いてくれた景観都市・まち景観を大切にしていくことが市民の義務といえないでしょうか。このような考えに立って、尾道市では今年度景観計画をつくり、未来に向かって景観の保全と形成に取り組むことにしました。
景観は、市民や事業者のみなさんが個々に行われる建築などの行為によって、良くも悪くもなります。
すべての人が、尾道の景観の担い手であるという自覚をし、今ある景観との調和を考えて諸活動をしていただくなら、尾道はほんとうに「瀬戸内の十字路に輝く宝石のようなまち」になることでしょう。

宝石のように輝くまちをめざして
尾道市景観計画の案より(1/8)
お問合せ先
尾道市都市部都市デザイン課景観保全係
(0848)25−7223
Eメール toshi@city.onomichi.hiroshima.jp

 
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